前回の記事で軽く触れた、スリランカ国立病院の薬について

もうちょっと詳しく書いてみます。

薬局と薬剤師

Molligoda Ayurveda Hospitalの薬剤師さんたち。

スリランカのアーユルヴェーダに於いても、日本と同じように薬剤師が薬を調剤します。

薬学・調剤に詳しいアーユルヴェーダ医師が調剤することもあります。

一昔前の日本の病院と同じように、スリランカの病院には薬窓口があって処方薬をそこでもらって帰ります。

国立の病院ですから、薬もタダ。

薬局の中からみた窓口です。

このポリバケツにはチュールナと呼ばれる、薬草からできた粉薬が入っています。

なかなかの迫力!

アーユルヴェーダ薬の材料

アーユルヴェーダの薬は、私たちがよく知っているオイルの他にも、水薬・舐め薬・粉薬・丸薬・塗り薬などたくさんの種類があります。

たくさんの薬草や、オイル、ミルクなどを使って作られるのです。

Molligoda Ayurveda Hospitalの薬材料倉庫。

これは保存性の高い材料。

乾燥した薬草が中心です。

使用期限が短めの材料。

調合室の薬箪笥に小分けにして保管されていました。

今回研修を担当してくださった、Dr.prasadは薬草にもとても詳しい医師です。

時間が空くと、山に入って薬草を自ら取りに出向くとか。

これはなんていう薬草だっけ・・・(汗)

薬製造所

病院内の薬草オイル製造場。

これは入院患者用飲み薬を作っているところ。

こちらは、日本でも有名なアーユルヴェーダオイル・ピンダタイラを作っているところ。

銅の大鍋に水を張って材料を煮込み、オイルを加えて水分を完全に蒸発させるまで熱します。

時間と手間ががかかるわけです。

外に出ると、かまどがあります。

薪を燃やして、オイルをグツグツ煮込むのです。

リサイクル薬瓶が、かまどのそばに干してありました。

患者さんたちが持ってくる瓶。

この辺りは、伝統医療的というか、衛生観念は日本の調剤現場と大きく違います。

薬を製造しているのは、病院の職員。

特別資格は持っていないということでした。

手間のかかるアーユルヴェーダ製剤

ここまでの見学で、大汗!

かこの中で薬を作る大変さは、計り知れないものですね。

アーユルヴェーダオイルの製造会社の一部では、エッセンシャルオイルのように成分を抽出してベースオイルに混ぜて作るところも出てきているようです。

安定した品質保持ができる、機械化できるといったメリットがあります。

製剤コストも、大幅にカットできます。

その反面、解明しきれていない「薬草全体を含むこと」の薬効が損なわれるという致命的なデメリットが懸念されます。

これからスリランカは、さらに発展して人件費も年々上昇してゆくことでしょう。

アーユルヴェーダの伝統的製薬がどこまで保たれるのか、先行きは不透明です。

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